Valdoon(LDoN Raid MMC Hard)

 1970年代とか1980年代にコンピューターゲームの一翼を担っていたアドベンチャーゲームてぇやつは、いま頭に残っている印象だと…

 [COM]あなたの前に四つ角があり、あなたは北を向いています。
 [COM]どちらに向かいますか?
 (Player)北に行く
 [COM]あなたは死にました。
 [COM]GAME OVER

 てな感じ。
 紙芝居程度の絵の加わるようになったものでも…

 [COM]あなたの行く手をドラキュラの棺桶がふさいでいます。
 (Player)十字架をつける
 [COM]それはできません。
 (Player)十字架をのせる
 [COM]それはできません。
 (Player)十字架をはめる
 [COM]それはできません。
 (Player)十字架をさしこむ
 [COM]それはできません。
 (Player)十字架をはめこむ
 [COM]ドラキュラの呪いが解け、棺桶が消え去りました。

 こんな感じだった。
 当時雑誌になぜか屋内でサングラスをかけてふんぞりかえっている作者の写真とともに、「一ヶ月でとけるようなものはアドベンチャーゲームとはいえない」とかいうそのセリフが紹介されていて、子供ながらに「ケッ」って気持ちになったのを、今でも覚えている。
 その後ソフト関係の小さな会社に勤めるようになって、同人ゲームでシューティングゲームを作っているという後輩に、その作品をやらされたときの会話。

 [後輩]どうです?
 (私)これ、解けるようにつくってある?
 [後輩]いえ、苦労して作ったのに、簡単に解かれたらむかつくじゃないですか。
 (私)・・・なるほど。
 [後輩]それに、無茶な難易度の方が、解けたことがステータスになっていいんですよ。
 (私)・・・なるほど。

 前後を忘れちゃったけど、ダウンタウンが番組中でやっていたコントが、これらの記憶とリンクしている。

 [松本]これから難しい問題を出します、それに挑戦してください。
 (浜田)おう。
 [松本]さて・・・なんでしょう?
 (浜田)ハァ?
 [松本]さて・・・どうでしょう?
 (浜田)・・・知るかい!

 で、まあ肝心のValdoon Raidですが、そうしたものの前に36人で2時間かかる、何も出ず、4Incすると死人が出るような雑魚掃除があるわけですが。
 プレーヤーのやる気とか楽しさってManaをムダに消費するようなRaidでありました。