真夜中でも元気

 今度こそ…と、寝てるのを見計らって抜け出そうとしたらバレた。
 夕方の散歩連れてってやれなかったので、真夜中の三時に散歩するはめに。
 こんな時間なのでおとなしいかと思ってたらあいかわらずぴょんかぴょんか跳ねて抱きついてくる。
 子供時代は長屋みたいな家と、お猿さんみたいな顔のおばあちゃんばっかだった近所も、いつのまにか高級住宅街風になってしまっており、真夜中にうろうろしてると、あからさまに巡回の警察官にライトあてられて不愉快。
 リードのばして"いけ"とか言いたくなる(笑)
 とはいうものの、自分の家の安全も守っていただいてるわけで、腹を立てるのはお門違いか。
 いいかげん二歳になろうという巨大座敷犬、未だにシャッターが嫌いで、風にゆれて音を立てたりするとそのでっかい図体で びくぅっ! っと跳ねておかしい。
 偶然両側がシャッター車庫な道に入っちゃったとき、どうするかと観察してたら、こっちの肩が抜けそうな勢いでダッシュしおった。